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住宅用ローンと投資用ローンの違いを解説!!どちらを先に組むべきか?の質問にお答えします!!

住宅用ローンと投資用ローンの違いは?

細川
細川
お客様から「投資商品の不動産投資のローンと住宅(自分で住む用)のローン、どっちを先に始めたら良いの?」という質問がありました。
多分ローンが組みやすい・組みにくいなどあるのですが、実際にどっちから始めたほうがいいですか?
安藤
安藤
ご年収によって変わるというのが答えになってしまいます。


▼動画で内容を確認したい方はこちらからどうぞ。

安藤
安藤
金融機関はローンを出してくれる時に、「年収倍率(ねんしゅうばいりつ)」という自分の年収の何倍までローンを組めるかというものと、 「返済比率(へんさいひりつ)」略して「返比(へんぴ)」といわれる、毎年の収入の中から何%返済をしていけるのかというものがあります。
細川
細川
家賃とかそういうものですか?
安藤
安藤
そうです。
家賃支払いを返済計算に入れるケースや、入れない銀行もあります。
返比計算は複雑なんです。

年収倍率と返比計算は下に詳細を貼っておきます。

【年収倍率・返済比率について】
●年収倍率
年収に対する住宅購入価格の比率を示す数字を指します。
住宅ローンは年収の何倍まで? 借入額の決め方と年収別限度額の目安表
https://www.homes.co.jp/cont/money/money_00391/

●返済比率
物件から得られる家賃収入に対して金融機関へ返済する額が占める割合のことを指します。
不動産投資における返済比率の目安は?
https://toushi.homes.co.jp/column/lifull-homes-investment/beginner067/

これらを元にあなたに対していくらまで貸そうというのを決めているんです。
なので、ローンの組み方は目的によって変わってきます。

早いうちに自分の住宅を購入したいというのが決まっているのであれば、今住宅ローンは0.475%とか、ものすごく低い金利なんです。
変動金利で組むことも出来ます。



住宅ローンを可能な限り低金利にしたい時に、投資用の不動産ローンを組んでいることが邪魔になってしまうケースがあります。

「先に投資用不動産をたくさん買って、その後に住宅ローンを組みたい場合は住宅が買えないのか?」ということでも無いんですよ。
国がやっている「フラット35」という仕組みであれば固定金利の1.4%程度になると思います。

細川
細川
金利をちょっと上げれば、住宅用ローンも組めないこともない?
安藤
安藤
そう。
固定金利でそのようなやり方もできますし、あとは投資用不動産を売却して自分の住宅を買うということも出来るので。
「自分が10〜20年後にどういうライフステージに居るのか?」「どんな人生を生きていくのか?」ということをまずは考える必要があります。
細川
細川
明確にしていくことが大切なんですね。

夫婦で組めるローンがある?上手な使い方とは

安藤
安藤
ローンを組むにあたって、結婚とかも絡んでくると思うんです。
例えば、ご結婚する相手方がどういう仕事をしているのか?どれくらいの年収なのか?それによってペアローンという夫婦で組めるローンもあります。
細川
細川
1人ではなくて奥様と一緒に組む方法もあると。
安藤
安藤
例えば、奥様名義で住宅ローンを組んで、自分が連帯保証に入るという形であれば自分は投資用物件をたくさん持っていたとしてもそのローンは邪魔にならない場合があるんです。
細川
細川
奥様は住宅用ローンを組むなど、切り分けができると。
安藤
安藤
そう。

うちのお客様の中で凄くうまくやっている方は個人で考えるのではなく。
「家族の中でどのように資産を分けていくのか?」「じゃあ、私は住宅ローンを担当するから、あなたは投資用不動産のローンを担当してね。」というような形です。

このようなご家庭が一番うまく資産形成できているなというイメージがあります。

うまくローンの枠を使っていくということですね。

住宅用ローンと投資用ローンの金利の違い

細川
細川
金利の違いとかってあったりするんですか?
安藤
安藤
まあ、住宅ローンというのは先ほど言ったように、金利0.475%くらいからできます。

投資用のローンに関して、いまは1.6〜1.7%くらいから上の金利なので(2022年3月時点)投資用の物件の方が金利が高く、住宅の方が低金利であることは変わらないです。

細川
細川
なぜそんな違いがあるんですか?
安藤
安藤
投資用物件というのは、別に持たなくたって生きていけるじゃないですか?
細川
細川
そうですね。
安藤
安藤
貸し出したことによって収益を得ていく形で、どちらかというとやりたい人が銀行にお願いしてやるようなものなんです。

居住用の住宅の供給というのはそもそも国の課題であって、日本人の生活が驚かされるようなことがあってはいけません。

マイナス金利政策という、「住宅は多くの人が持ってくださいね。」と国が推し進めているものもあります。
金融機関の手数料を少し乗せて、低金利でローンを組める形です。

目的が全然違うので、住宅ローンの方が安いというのは当たり前のことです。

細川
細川
住宅は生活に必要だから、低金利であると。
安藤
安藤
余裕がある人が投資用ローンをやっていくので。
投資用ローンっていうのは、貸す銀行側としてもリスクがあるんです。
細川
細川
え?どんな所がですか?
安藤
安藤
仮に所有している不動産で事故が発生してしまい、次の入居者が入らないような事が起きてしまった場合は、その入居者から貰うお金でローンを返すことが前提になっています。

ですが、この前提が崩れることが本当0.0…%の世界なんですけど、事業用だからたまにあるんです。

そうなってきたら、銀行は貸し倒れのリスクがあります。
これを回収するためにも少し高金利を貰っておかないと、銀行が商売としてやっていけないという話です。

細川
細川
銀行もリスクを持っているから、高金利だと。
安藤
安藤
当然ですよ。
もっと無くなってしまう可能性の高い企業に対して貸付を行う場合は、金利が2%越えてしまうことがあるんです。
細川
細川
例えば社長が不動産投資などをやる場合は金利が高いんですか?
安藤
安藤
一般的には企業経営者が不動産投資をする場合、サラリーマンより自己破産リスクが高いと見られてしまうのですごい金利が高くなってしまいます。

3%を越えないとできなかったりするんです。
それはまさに銀行がリスクを負っているから、その分リターンを取らないと成り立たないということです。

細川
細川
でしたら、社長が住宅を検討する場合の金利はどうなんですか?
安藤
安藤
ただ、住宅を買うとなっても0.5%とか一般的には無理なんです。

私の場合は、取引させてもらっている金融機関がありますから、その中の銀行に声をかけて「0.6%というところがあって、0.5%でお願いできませんか?」という話をさせてもらいます。

あとは会社で借り入れているお金などを、総合的に判断されて「じゃあ住宅ローンはこれくらいにしますね」と数字が渡されると思いますね。

細川
細川
経営者や社長さんよりも会社員の方が優遇されているんですね。
安藤
安藤
されています。
一番優遇されているのは公務員と言われていて、一部上場企業の会社員の方もそれと同じくらい。

今はものすごく低金利で銀行がお金を貸してくれるんです。
これは住宅ローンも投資用ローンも変わらず、良い条件で借りられると。
金利をうまく活用して資産形成をしていくのは良いやり方なんじゃないかなと思います。

細川
細川
しっかりとライフプランを設計した上で、住宅用なのか投資用なのかを考えるっていうのが大切ということですかね?
安藤
安藤
そうですね。

金利以外に抑えるべきポイント

安藤
安藤
今、金利の話ばかりをしたんですけど、金利以外に抑えるべきポイントがありまして。

例えばどちらのローンだったとしても「団体信用生命保険(だんたいしんようせいめいほけん)」という、保険がローンの金利の中に入っているんです。

もし自分がローンを組んだ時に、例えば死亡、高度障害、あと癌と診断されたとか自分に万が一のことがあった場合



このような時に、ローンの残債が全部なくなって家族に残るという形の保険が含まれているんです。

そういうものも入れて先ほど言った金利ですから、まず住宅ローンを組むというのは保険が手に入るというメリットがあります。
また、投資用ではなくて居住用の物件を購入した場合は「住宅ローン減税(じゅうたくろーんげんぜい)」が使えます。

住宅ローン減税というルールが変わりました。
ローンを組んでいる金額の0.7%、13年間に変わって還付されますという制度があるので、物件購入額の10%くらいは現金として毎年還付されます。
大きいですよね?

なぜこのような制度があるのは、国が住宅の供給を流通させるためです。
国の政策に乗っかって、住宅を買うっていうのは間違った話ではないと思います。

「まずは自分自身が住宅を買ったほうが良いのか?」それとも、「投資用の物件を買ったほうが良いのか?」ご家族の構成によっても、勤め先の会社によっても年収によっても変わってくるので、そこは気軽にご相談をいただければいいなと思います。

どういう戦略で今後の資産形成を進めていけばいいかなどアドバイスできると思いますので、良かったら下のリンクからご連絡いただければと思います。
記事について質問などがあれば、気軽にご連絡していただければと思います。

安藤義人 公式LINEアカウント
https://line.me/R/ti/p/%40981upsvf

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本日は「住宅ローン」に関する話でした。
ありがとうございました。

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