不動産投資

不動産投資で地震保険って必要?実際に悩んだので答えを出してみた

地震保険には入るべき?

安藤
安藤
細川さん、前から私が東高円寺で建てていたアパートがついに完成しました!
細川
細川
おめでとうございます!

▼動画で内容を確認したい方はこちらからどうぞ。

安藤
安藤
すごく良い物件で…なんとですね、1階の天井高が3.3mあるんです!
細川
細川
え!賃貸ですよね?
安藤
安藤
普通は2.4〜2.5mなんだけど、窓の上にもう1つ窓があるみたいな感じです。
南側からすごい日が差し込んできます。

細川
細川
高級マンションのイメージですね。
安藤
安藤
そうそう、タワーマンションの最上階みたいなイメージです。
細川
細川
じゃあ、2階の部分は天井高1〜2mくらいですか?
安藤
安藤
それはやばいでしょ(笑)
2階はちゃんと2.4mくらいありますよ(笑)
※ 建築基準法で天井の高さは2.1m以上と定められています

外から見ると2階建てなんだけど、2.5階や3階建てくらいの高さがあります。

今回完成した時に「地震保険(じしんほけん)」に入るか入らないかですごく悩んだんです。
その話を今日はしていけたらと思います。

そもそも、地震保険ってなに?

安藤
安藤
そもそも地震保険ってどのようなものかと言うと…火災保険にセットで加入する保険です。
細川さんは地震保険に加入したほうが良いと思いますか?
細川
細川
日本って地震大国とよく言われるので…アパートだと木造ですよね?
そうなるとやっぱり「入っておいた方が良いんじゃないかな?」と思います。
安藤
安藤
これは考え方が色々あって良いと思うんだけど、私の考えとしては入らないほうが良いというのが答えです。
細川
細川
それは何故ですか?
安藤
安藤
もちろん建物の質にはよるという点は伝えておきますが…大きく理由を4つに分けて説明します。

入らない理由と入ったほうがいい場合

安藤
安藤
まず1つ目。
これは結構知らない人が多いと思うんですけど、地震保険の保険金はそもそも建物全額分出ないんです。
最大でも30〜50%ぐらいしか保証されない。
細川
細川
え…全額保証はないんですか?
安藤
安藤
地震保険で全額保証されることは基本的にないですね。
建物が3,500万円とすると、火災保険は3,500万円出ます。
しかし、そこに対して地震保険は最大でも1,750万円しか出ないという商品なんです。

地震が起きた時にどれぐらい損害が出たかを保険会社が査定するんです。
全損なのか、大半損なのか、小半損なのか、一部損なのか、4つの区分に大きく分類します。
その分類に応じて出る金額も変わってくる。

想像の通り、大きな震災の後は保険会社も相当な出費がありますよね?
金額が大きすぎると保険会社は持ち堪えられないわけです。

なるべく「損失はないよね」ということに持っていこうと交渉してくるんですよ。
出たとしても雀の涙みたいなことがあります。
これが理由の1つであり、地震保険に入らない最大の理由でもあります。

それでいて保険料がものすごく高い
これが2つ目の理由になります。

先ほど火災保険は建物分で3,500万円出ると言いました。
一般的な火災保険は10年で7万円の保険料です。
地震保険は最大でも1,750万円しか出ませんが、5年で20万円なんです。

細川
細川
え!高すぎじゃないですか?
安藤
安藤
値段が高いです。
だからやらないというのが正直あります。
細川
細川
5倍以上違いますもんね。
安藤
安藤
3つ目の理由として、そもそもアパートは「木造」と言え倒れないです。
細川
細川
それは何故ですか?
安藤
安藤
「今の新築物件のグレードを考えてみて」という話なんですが、うちの物件は良いハウスメーカで建てているから、震度8くらいになっても耐えられる免震構造で建てています。

東北大震災が起きた時、東京都でも震度6近く揺れましたよね。
その状態の時にどうなったかと言うと、木造建築でも倒壊していないんです。
当時うちの実家が築50年の木造のボロボロの家だったんですが、その家も全く倒れなかったんです。

最高級のグレードで建てた木造の物件が倒れるはずがないことと、地震が起きる確率を考えた場合に入らないほうが良いと思っています。

4つ目の理由として、そもそも投資はリスクが付きものです。
運用をメインで考えていて、キャッシュフローを増やしたいのであればいくらかのリスクも許容しないといけないんですよ。
保険に入ることは、そもそものその考えに逆行しているんです。
資産を守りたいのであればアパートは建てなくて良い。

建てるということは若干のリスクを背負って収入を上げにいきたいんです。
だったらそこに逆行しないほうが良いという理由で私は入らなかった。

細川
細川
では、地震保険に加入したほうが良い時はどういう時ですか?
安藤
安藤
万が一大震災が起きた時に自分が借金を背負って自己破産してしまうというリスクがあるんだったら、そこをヘッジするために保険に入ったほうが良いと思います。

どういう事かと言うと、建物を建てる時に銀行さんからローンを借りているんです。
このローンの残債が最後に残ってしまうのがリスク。
土地を売却すればローンの残債を返せます。
つまり、私の自己破産はなくて最悪の場合でもマイナスにはなりません。

例えば私は会社経営をする中で銀行さんとのお付き合いもあって、お金を貸していただいたりしています。
万が一、私が突然死した時にそれを相続する人って怖いじゃないですか。
そうならないために、ローンを返済できるくらいの保険に入っておくみたいな考え方も取っています。
不動産の場合、土地を売却すればケアできるのでいらないよねという判断です。

本日のまとめ

安藤
安藤
今後「地震保険に入るべきか?入らないべきか?」悩んでいる方って、たくさんいらっしゃると思うんですよ。
ぜひ相談していただきたいです。

そもそも倒壊リスクのある物件を購入するんだったら、その分リターンが大きいとかがあります。
ケースバイケースで加入するかどうかは変わってきます

さらに言うと、大きな枠組みでリスクヘッジはするべきだからです。
もし国内の不動産を持つのであれば、それと同時に海外の不動産を持つとか金融商品に分散させるなどもできます。
2011年の東日本大震災のときに建設株がものすごく跳ねたんです。
地震があった後は復興バブルで建築会社が儲かるじゃないですか。
わざわざ保険にはいるくらいなら別で建設株を買っておけばリスクヘッジにもなるんだよと、そういうことです。

ぜひ不動産投資家の方やこれから不動産投資を始められる方は分からないこともあると思うので、ぜひLINEからご相談をいただければと思います。

安藤義人 公式LINEアカウント
https://line.me/R/ti/p/%40981upsvf

※ 友だち追加後にメッセージをお送りください 

今日は「私のアパートの話と地震保険に加入すべきかどうか?」という話をさせていただきました。
ありがとうございました。

動画で内容をおさらいしたい方はこちらから!