保険

Amazonで保険が契約できる!アマゾンの狙いと保険の注意点!

Amazonで保険が買える?

細川
細川
Amazonで保険が買えるというニュースを見たのですが…
Amazonって生活用品などの通販をするイメージで、「保険ってどういうこと?」という感じなのですが。
このニュース、ご存知ですか?

▼動画で内容を確認したい方はこちらからどうぞ。

安藤
安藤
東京海上の保険をAmazonのデジタルモール上で販売していくと。
地震保険から始めて、傷害保険へ徐々にシフトしていくらしいんですが…

ネットで保険が買えること自体は10年以上前から、ライフネット生命などが走りとしてやってきています。
しかし、まだまだ日本人には慣れ親しんでいなくて。
ライフネット生命は当時「画期的だ!」と言われていたのですが、結局は対面型の日本生命とかプルデンシャル生命とかのシェアを取ることはできていない
なので今回のAmazonの保険販売がどこまで上手くいくのか?は、ちょっと良く分からないですね。

Amazonで保険を買う方法

細川
細川
ちなみにネットで保険が買えるということなんですけど、ネットでポチッと押すと営業マンが来るみたいな?
安藤
安藤
営業マンを呼び出しするサービスではありません(笑)
完全に非対面で契約が完結します。

何をやるかというと、Amazonのウェブサイトを開くじゃないですか。
ネット通販のサイトから保険加入用の専用サイトにアクセスして、色々と認証したり保証内容を確認したりして、全てデジタルで完結する。

保険料はAmazon Payを使って払うことで契約手続きができます。
氏名・住所・メールアドレス・電話番号、これらを入力する必要がないというのが日経新聞に書かれていました。

細川
細川
それはどういうことですか?
安藤
安藤
Amazonって元々「ワンクリックで購入」というボタンがあります。
あれの特許を取っているんです。

「ワンクリック」という書籍に少し前にありましたけど、要はAmazon=ワンクリックの特許を発明したことで伸びることができたんですよ。
今は確かもう特許が切れています。

というのが、個人情報を1回入力して会員登録をすると「あとはワンクリックで毎回買えますよ。」というのは特許として独占するほどの機能でもないし。
別に今はどこでもやっていることじゃないですか。
ただ一時期はその機能を使いたいんだったら、Amazonにお金を払わないと「特許を取られている」というような状態だったんです。

なので今回保険を購入するところに対しても、重要事項説明とか日本の金融庁の管轄なので色々と大変なこともあると思いますが「簡単に買えるようになるんじゃないかな?」と思いますよ。

Amazonで保険を販売する目的は?

細川
細川
東京海上とかがAmazonで販売するようになった目的あるんですかね?
安藤
安藤
Amazonって、1位・2位を争うようなECサイトじゃないですか。
となると、ユーザーがたくさん居るわけですよ。
その中には若年層の方もたくさん居る。
そうなった時に東京海上からすると、今までは対面の営業マンを大量に採用してその人達のトレーニングをして、色々なところへ営業へ行ってもらう。

Amazonはそうではなくてネットの資産を持っているので、その中で販売することは容易です。
そうすると、東京海上からすると今までリーチできなかった新たな顧客にリーチできる
要はプッシュされて保険に加入する方々はある程度取りきっているわけです。
次は「プル型」で、向こうから来ていただくと
このお客様たちに保険を販売していけるということで「なるほどそう来るか」というのが私の印象でした。

細川
細川
その方が外に出なくても、家に居ても保険が買えるということですものね。
僕も利用していますが、Amazonを利用している20代・30代やもっと若い方もたくさん居ると思うのでそこのシェアが広がればという目的があるんですね。

多角化するAmazonの企業戦略とは

でも保険まで取り扱うと、なんでも屋さんみたいな…
本当にAmazonだけで完結するようになりますよね。

安藤
安藤
そうですね。
元々Amazonって、1995年にアメリカでジェフ・ベゾスが創業した時に最初から「エブリシングストア」。
つまり全てのものを扱う会社というのを決めて、始まったわけです。

Amazonのロゴは一時、AからZだったんです。
AからZはどういうことかと言うと、アルファベットの最初と最後。
ようは始めから最後までという意味

Amazonは元々すべてを征服しようというのが企業戦略としてあって、その中で最初は書籍から始めたんです。
書籍というのは誰が販売してもクオリティが変わらないなどです。
なぜなら作家が書いているものだから。
あとは複製が可能だったりとか、そういった理由であえて書籍をやっていただけなんですね。
なので近年でいうとアメリカのホールフーズっていうスーパーマーケットを買収したりとか、色々と活動をしているわけなんですが。
つい最近のニュースでは日本でアットコスメという美容の口コミサイトを運営しているアイスタイルという会社があります。
Amazonジャパンがそこに投資して筆頭株主になるというニュースも出ていました。

なので今、Amazonが参加していない領域だったとしてもあと数年経ったら全ての領域でAmazonが進出してくるよと。
当然ながら住宅を作っていくでしょうし、今回の保険に続いて別の金融商品を売り始めたりとか。
こういったこともあると思いますので、「Amazonの動きをチェックしていくと面白いんじゃないかな?」と思います。

ネットで保険を買うときの注意点

細川
細川
こういった保険が気軽に買えることによる注意点ありますか?
安藤
安藤
今まで対面で保険の営業マンの方が分かるまで説明をしてくださったと。
それが恐らくですがネット上で文字で自分で保険内容をチェックして加入するという流れになると思うんです。

そうなると、ある程度加入者側の知識がないといけません
保険の内容は非常に難しいと思います。
勘違いして契約してしまうなどの可能性があるので、非常にリスクなんじゃないかな?」と思います。

そうならないように生命保険や外貨建て変額などは今のところ扱う予定は恐らくないと思います。
扱うためには専門の資格や課程を受けた人でないと今でも紹介ができないから。
なので、まずは地震保険
そして医療保険というように掛け捨ての保険から始めるという話になってくるんじゃないかなと思います。

今日のまとめ

今日の話をもとに注意点をまとめさせていただくと‥
まずは保険の勉強をしっかりして、保険に関する知識を付ける
その上で保険に加入するというのであれば、消費者サイドからしてもAmazonで保険が買えるのは便利な選択肢になるんじゃないかなと思います。

保険に関するご質問やご相談なども受け付けておりますので、LINEからご連絡いただければ返信させていただきます。

記事について質問などがあれば、気軽にご連絡していただければと思います。

安藤義人 公式LINEアカウント
https://line.me/R/ti/p/%40981upsvf

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今日は「Amazonが日本の保険業界に参入してくる」という話をさせていただきました。
ありがとうございました。

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