不動産投資

REIT(不動産投資信託)を学ぼう!メリット・デメリットを解説【初心者向け】

REIT(不動産投資信託)とは?

細川
細川
お客様で不動産投資とREIT、どちらに投資しようか迷っている方がいらっしゃったのですが…
社長ならどっちをやりますか?

▼動画で確認したい方はこちらからどうぞ。

安藤
安藤
前提によって諸々変わってくるので何とも言えないのですが…
現物不動産を持てる方は持ったほうが良いんじゃないですかね?

例えば投資用の不動産ローンを組めないという方であれば、まずはREITを購入することによって不動産投資の気分を味わうのは良いと思います。

細川
細川
不動産投資とREITの違いを教えてもらいたいです。
そもそもREITというのは、どういったものになるのですか?
安藤
安藤
REITというのはそもそも金融商品なんです。

これは不動産投資信託といって、不動産に精通したプロの方々が色々な物件に不動産投資をする。
そして、そこで売却益を取ったり家賃収入を取って、それらの収入というのが投資家に対する分配金になるんです。
つまりファンドのようなもので、たくさんの投資家からお金を集めてそれを元に不動産による事業を行うという法人格が東京証券取引所に上場しているんです。

その上場しているREITという銘柄を株式のような感覚で購入する。
そこには株価というような基準価格が付けられているので、それが上がったり下がったりします。
なので毎年必ずコンスタントに収入が得られるという話ではありません

あくまで株価のようなものが動きます。
それプラス分配型のREITもあります。
半年に1回、年に1回などREITとの契約次第になりますが配当金が支払われる。
REITは完全なる金融商品です。

細川
細川
みんなでお金を出す小口不動産と同じようなものになるんですか?
安藤
安藤
ちょっとそこは分かりづらいですよね。

細川さんが言っているのは、不動産特定共同事業法で「不特法(ふとくほう)」とも略されます。
みんなでお金を出し合って、集まったお金で物件を運用するというものですね。
一緒に見えますが、REITと不特法では法律の枠組みが違うんです。
不特法の場合は、金融商品を持っているわけではなくその不動産の一部を保有するという法律なんですね。

細川
細川
となると、現物の不動産投資に近いんですか?
安藤
安藤
現物投資と投資信託との間ぐらいの感覚ですね。
これも任意組合型や匿名組合型など、不特法も難しい枠組みが色々とあるんです。
そのどこに分類されるかによって税金の扱いも若干違います。
よく相続税対策になると言われています。

どういうことかというと、現物の一部を保有していて減価償却もしていく
このような税金の処理ができます。
なので、不特法とREITでは全然訳が違うんです。

REITのメリット

細川
細川
REITに関してのメリット・デメリットを教えていただけますか?
安藤
安藤
REITのメリットはいくつかあります。
まず1つは少額の資金で投資をすることができる
一口1万円から投資ができます。
もう1つが運用のプロが物件の選定をしてくれるので、基本的にREITを買う人は何もしなくていいんです。

とある1つの不動産に対して不特法なんです。
そしてREITは投資信託に対して投資をすると、集まったお金を元に色々な物件に投資をしてくれます。
つまり自動的に分散が利いているというのがREITのメリットかなと思います。

あともう1つ挙げるとすると、非常に流動性が高いということです。
つまり売りたい時にすぐ売ることができる。
なぜなら上場株式と全く同じで市場に上がっていて、今ネット証券のページを見れば「◯◯REITがいくら」と値動きもしているんです。
なので売ろうと思えばそこでいつでも売れますという話です。

これが不特法だと、その特定の不動産に対して共同事業を行うわけです。
つまり大体3年や1年と、期間が決まっているんです。
その最中は売れないという話になってくるので、ここが大きな違いかなと思います。

REITのデメリット

細川
細川
デメリットは何ですか?
安藤
安藤
デメリットに関していうと、一般的な不動産投資のデメリットはすべて持っています
例えば金利上昇局面にあるのであれば、そのREITの基準価格は下がりがちです。
後は災害リスクもあります。
どれだけのプロの方々だったとしても、運用している対象物は不動産なので現物不動産のリスクっていうものはもちろん受けることになります

ただ分散されているので、あなたが投資したそのお金がダイレクトにすぐ無くなるのではなく、あくまでREITの基準価格が少し下がったりする
こういう部分でのデメリットがあります。

安藤
安藤
現物不動産と違う点としては、税制の部分が違います。
例えば現物不動産で木造だと22年で減価償却が取れて、節税メリットが大きいとよく言われると思います。
そういった減価償却という考えはREITにはありません
なぜだか分かりますか?
細川
細川
物を持っていないからですか?
安藤
安藤
そうですね。
ペーパーアセット(金融資産)を持っているので、売却した時に利益が出たら20%税金がかかってくるよということですね。
あくまでも株式投資や投資信託と全く同じ処理をしていきます

もう1つのデメリットは、上場している投資信託であることです。
ということは、そこが上場廃止になったり会社自体が倒産するなどのリスクを負うことになります。

不動産投資信託ですからファンドなので、そのファンドの運営会社がうまくいかなかったらお金は返ってきません。
ここが現物不動産との大きな違いになるなと思います。

本日のまとめ

細川
細川
だから社長は最初に「現物ができるなら現物が良い」と言ったんですね?
安藤
安藤
そうですね。
結局現物の不動産はリアルアセットなので、目に見える自分だけのものなわけです。
法務局にちゃんと登記を入れることができて、誰しもがあなたのものと認めてくれているものです
やっぱりこれを持てるならそのほうが良いと思います。

ただREITというのは分散投資先の1つとして、もしくは現物不動産に取り組めない方はまずはチャレンジする先として良いんじゃないかなと思います。
1つの知識として頭に入れていただければと思います。

今日の記事で話したように現物不動産、不特法、REIT。
このように不動産にも色々な持ち方があります。

何をやるにしても商品性をしっかりと理解した上で取り組んでいくことが大切になります。
他の記事でも不動産投資の話をしているので、よかったら見ていただければと思います。

記事について質問などがあれば、気軽にご連絡していただければと思います。

安藤義人 公式LINEアカウント
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今日は「REITについて」の解説でした。
ありがとうございました。

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