別荘のシェアリングサービスの利用権を買いました!
心当たりはありますか…?
▼動画で内容を確認したい方はこちらからどうぞ。
NOT A HOTELの話ですね。
以前に動画で少し取り上げたこともありますが、8億円の別荘を電子取引で売ったというのでちょっと話題になった、別荘のシェアリングサービスです。
その会員権を買いました。
別荘というのは今まで超富裕層が買うもので、しかも1年に30日間ぐらいしか使わない。
残り330日は、たまに掃除をしてもらって放置していたんです。
これって非常にSDGs的にもよくないことでして…
この無駄をなくそうっていうのでこのNOT A HOTEL(会社でありサービス)が、なんと1つの別荘を12人のオーナーで30日づつの利用権を販売するってことをまずやったのです。
分かりやすい金額で伝えると、一括で購入する場合は3億6,000万円が必要です。
これは365日使える権利で、当然自分の物件です。
しかし、これを12分割して30日づつ使える権利を販売する。
例えば3,000万円で売り出しをするとしても、さっき言ったように別荘はそもそも年間で30日程度しか使わないんです。
今まで3億6,000万円で買ってた別荘が3,000万円で買えたみたいな感覚になりますよね?
では、残りの期間どうしてるの?と言うと、他の人たちが権利を買っているんです。
僕は「これは面白いなぁ」と思って、注目していたサービスなんです。
だから、ただの趣味ではなく、リサーチですからね。
NOT A HOTEL NFTとは?
その物件の1ヶ月分を今回買ったとすると…1億円近く使ったんですか!?
さらに面白い取り組みがあるんです。
このNOT A HOTELが今回「NFT」での販売を行ったんです。
これはあなたの物ですよっていうのをデジタル上で証明してくれるものです。
このNFTの技術を活用してNOT A HOTEL NFTというそのままの名前でサービスをリリースしました。
これどういうことかっていうとですね、何千万円という金額を出さずに、その物件に年に1回泊まれる権利というのを売り出したんです!
NOT A HOTELは色々な別荘地に物件を作っているんです。
なので私はこれから年に1日、宮崎県の青島という所や、那須や群馬県のみなかみ、北軽井沢など、この中のどれかに年に1回泊まれます。
この権利を1日単位で買ったということです。
サービス的にものすごく上手だなって思ってるのは、先ほどお話したシェア型の物件がありますよね?
その物件を購入をしたオーナーは、年間30日の宿泊権利を持ってるわけです。
しかし30日も泊まらなかったりしますよね?
こういう方が保有している物件を貸し出したいんです。
「スマホ1台で貸し出せますよ」と謳ってシェア型の別荘販売してるので…
では「誰が借りるの?」となった時に、空いてる部屋を私のような1日会員というのが、空いている物件を借りることになるんですよ。
借りるといっても、先にNFTの権利を一括購入しているのです。
金額でいうと150万円。
これから47年間、ランダムで割り当てられたその日が私がNOT A HOTELに泊まる日になるんですよ。
見せ方が本当に上手で「このメンバーシップの有効期限は47年間です」と。
会員のカードに2023年〜2069年と書かれているんです。
そして宿泊する日付が印字されていて、毎年同じその日が旅する日に変わりますと。
例えば「安藤さんが泊まれるのは3月31日です!」と割り当てられた場合。
47年間、3月31日は私はどこかを旅してます。
面白さもありますが、逆にいうと固定されるのは嫌だという方もいるじゃないですか?
これがまた上手で…
NTFを購入している方々が、自分の持っているNFT(トークンみたいなもの)をセカンダリーマーケットで売買できるのです。
例えば細川さんも宿泊の権利を持っているとすると、お互い「自分の日付が嫌です」という場合、ここで売り買いをすればいいんです。
非常に貴重な日が当たった人というのは、それを売却するだけで利益がでるようなNFTマーケットプレイスっていうのがあるので、そこで売り買いしていく。
例えば年末年始っていうのは、どこも旅館とか取れなかったりするので、そこがもし当たっていたら面白いですよね。
僕はいまその日付の割り当てを待ってる状態です。
今回のこのサービスのすごい所は、不動産という現物資産に対して、NFTの技術を使って「1日分あなたの物ですよ」という証明をできた事です。
これは結構画期的で、STEPN(ステップン)というデジタルNFTがありましたよね?
STEPNというアプリはサービスの中で靴を買いますが、現実世界に靴はありません。
しかし、その靴の価格が2倍や3倍になったり、少しバグっていましたよね。
一方、NOT A HOTEL NFTは、僕は不動産の一部(利用権)を買っています。
証明されているんです。
しかし権利を買うために150万円を払いましたが「来年会社が潰れてしまったらどうなるの?」という不安もありますよね?
NOT A HOTEL NFTはしっかりと金融庁の決まり(資金決済法)に則っているんです。
資金決済法は「長期の前払い金を貰ったら半分は供託しなければいけない」というもので、支払った半分のお金というのは金融庁の管轄にあるんですよ。
なのでもし来年、会社が潰れてしまうことがあったとしても半分は戻ってくるのです。
というところがあるので、先々でいくと全額が価値として守られますよとか、そういった風になっていくのではないかなという風に思います。
今回のNOT A HOTELもそうですし、月額のサブスク型でセカンドホームを持とうというSANUも僕はすごいヘビーユーザーですが…
そういった不動産×テクノロジー×ライフスタイル。
この領域というのは間違いなく伸びていくと思います。
今まで別荘なんて無縁だったという人が、別荘をシェアリングで保有することができる世界がもうすぐ来ますよ。
小口投資の注意点
見方を変えると、小口になっている分、割高で買ってます。
2億円の部屋もあれば数千万円の部屋もあります。
これは正直デメリットだと思います。
何事も小口にすればする分、そこには事業者サイドでコストがかかりますよね?
1人のお客様に物件を買ってもらうのと、365人のオーナーに物件買ってもらうのとだと、契約書のやりとり回数はどうなりますか?
つまり人件費がそこで増えてしまっている。
となると、その分乗っかってきますよね。
しかも1人あたりというのは非常に手に取りやすい価格になっているので、その価格を極論「倍」にしても払えなくもない。
3,650万円の物件を10万円で1日使えますと言っていたものが「20万円」と言われたとすると、10万円と20万円の差は…
小口の不動産投資など、投資運用としてそういったことを検討されてる方は小口だからやりやすい。
しかし、たくさんお金を注ぎ込んで良いのかというと、一概にそうではありません。
物件を丸々購入できた方が、もちろん資産形成としては価値は高いですよと。
ここはぜひ押さえてもらいたいです。
ただ今回の「ライフスタイル」という要素が入ってくると、僕は投資のために今回やってるわけではありませんが、もちろん自分が使わない時には誰かに貸し出したり、不要になったら売却をして一部お金戻ってきたり…というのは期待はしてます。
本日のまとめ
それを小口で買えるというのは非常に面白い取り組みだなと思います。
実際にそこにいずれ泊まると思うので、泊まれた時には撮ってこようかな思いますし、NOT A HOTELに関しては進捗があれば共有したいなと思います。
今日は新しい不動産系のサービス「NOT A HOTEL NFT」の解説をさせていただきました。
ありがとうございました。