金融リテラシーの国別ランキング
私は大賛成です。
▼動画で内容を確認したい方はこちらからどうぞ。
遅すぎるくらいじゃないかと思っていて、今回の動きについては非常に賛成です。
世界の金融リテラシーの国ごとのランキングというものがありまして、客観的なデータとして出ているものです。
2百数十カ国ありましたが、日本は38位です。
モンゴルには砂漠があって、日本のように街が整っていません。
勉強ができる人は、お金がある一部の人だけです。
そのような国と日本が金融リテラシーのテストをやると、同率になるんです。
他にも、南アフリカやチリと同じくらいと言われていて、とにかく日本の金融リテラシーは低いのです。
逆に、1番はどの国だと思います?
1位がノルウェー、2位がデンマークです。
北欧の国が金融リテラシーが高いと言われています。
アメリカも、これからドンドン順位が上がっていくのではないかと思っていますが、ここで言いたいのは、先進国の中で日本が1番お金に詳しくない。
これが、国力の差として出てしまっています。
日本の金融リテラシーは低い!?
例えば、1,000万円の資産がある時に、日本人はいくらが預貯金でしょうか?
54%が預貯金で、32%が保険や定期預金などの元本が保証されているような金融商品です。
残りの14%が、株式などの変動資産になります。
20~30%くらいですか?
アメリカ人は、半分くらいが株式などの変動資産として持っています。
アメリカは国民全員が株をやっていますが、日本人はほとんどやっていません。
30年前の日本の株価は、38,000円くらいでしたが、今は27,000円くらいですよね。
アメリカはどうなのかと言うと、同じ30年で、NASDAQというアメリカの会社が上場している市場があるのですが、何と約70倍になっています。
※撮影時(2022年2月)のデータを元に話をしています
「金融教育を受けているから株をやろう!」と、国民全員が株式市場にお金を使っているんですよね。
株価というのは、買う人がいないと上がっていきません。
日本とアメリカの差は、そういうところから生まれてしまっているわけです。
これから金融教育に力を入れていくことによって、株式や不動産などいろいろなことをやるようになると、株価って…?
そうすることによって、諸外国に対して日本の強さが戻ってくるんじゃないかなと思います。
そのように言われているので、今回の一連の流れは非常にいいんじゃないかなと思います。
お金の勉強【高校を卒業した人向け】
既に大人になっている人は、自分で学んでいくしかありません。
では、どこで学べばいいのか?
資産形成チャンネルを見てもらうのも1つですが、授業のように学びたいのであれば、書籍を買って読むのも良いと思います。
私がオススメしているのは、社会人は全員FP3級の資格を取った方がいいんじゃないかなということです。
会社員の方で投資をやらないという場合でも「自分の給料から税金がどれくらい取られているのか?」とか「子ども1人を育てるのにいくらかかるのか?」など、当たり前の知識を網羅的に学ぶことができるのがFP3級です。
年に3回資格試験が行われていますし、誰でも受けることができるので、FP3級は絶対に取った方がいいと思います。
ただ、座学だけでは使える知識ではありません。
なので、本屋で本を買って読むだけではなくて、プラスしてやらなければならないことがあります。
お金の勉強をするときに注意するポイント
例えば税金で言うと、税理士にお願いするという場合はあると思いますが、確定申告を自身でしている人は少ないと思うんです。
ふるさと納税をしたときに、ワンストップ特例制度をあえて使わず、自分で確定申告をやってみる。
また、給与明細を見直してみて、自分で計算をし直してみるとか。
人事や経理も人間なので、ミスをすることがありますからね。
ミスも含めて、年末調整で戻ってくるわけなんですけど、1回自分でやることによって、一連の流れが分かります。
細川さんも、本屋に行って本をたくさん買うのもいいですが、それプラス自分で色々やってみてください。
投資も、株の勉強をどれだけやってもダメです。
まずは1銘柄買ってみる。
そして、値動きを見たり、売ってみたりして感覚をつかむのが何よりも大切です。
高校生もこれから勉強することになりますが、勉強だけだともったいないです。
15歳や16歳でお小遣いを株式投資に回してみるのも良いと思います。
今は少額からできる投資もありますので。
そうやって、学びプラス行動で知識を身につけるのが重要だと思います。
今回は以上です。
ありがとうございました。