時事ネタ

金融庁が保険代理店を調査!!ポジショントークに騙されない方法!

金融庁が保険代理店にメスを入れる?

安藤
安藤
細川さ〜ん!
「金融庁が保険代理店にメスを入れる!」という記事見ました?
細川
細川
見ていないです…
メスを入れるということは、何か悪いことをしたってことですか?

▼動画で内容を確認したい方はこちらからどうぞ。

安藤
安藤
説明不足による苦情が殺到しているということで、生保・損保ともにどんな営業をしているのかを金融庁が見に行くという、そんな記事が新聞に出ていましたね。
細川
細川
説明不足の苦情って、どんなものですか?
安藤
安藤
例えばよくあるのが、外貨建ての積立保険
ドルベースで積み立てていくと。
こういったものが変な話、元本割れになるリスクがあります。

保険代理店の説明でいうと「何年後に何倍になります」という増える前提の説明をしているんですよ。
「貯金をするよりも保険も付いてきて貯金もできて、より利回りが高い貯金だ!」という、投資商品のような売り方をしていたりするよね。

でもこれって為替が円高方向に振れたら、もしかしたら積み立てた金額は円ベースで見たらお金が減ってしまう可能性があるわけだけど。
その説明がなされていないのが、よくあるケース。

他にも、そもそも僕らが入っている公的保険や社会保険があるでしょ?
このあたりの説明を全然していない。
そもそも、不必要な保険に入っているケースは多々あって。

死亡時も例えば会社で入っている共済、毎月天引かれている社会保険で十分まかなえる。
こういうものがあるにも関わらず、それを言わずに自分たちの保険を追加で購入してもらっているわけよ。
この辺の苦情が多いみたいですね。

保険代理店のポジショントークの仕組み

細川
細川
よくそういった相談を受けたりしますね。
聞くと「全然理解していないんで…」みたいな。
でもこういった内容ってどうして説明してくれないんですかね?
安藤
安藤
多分、全部を言ってしまうと保険に加入してもらえない可能性が高くなるわけよ。
細川さんご存知ですか?社会保険でこれだけカバーされるので、実はぶっちゃけ保険って不要なんですよ」なんて、営業マンは言えないじゃない。
細川
細川
保険を販売するのが仕事ですもんね。
安藤
安藤
そう。
かつ、代理店って特にそうなんだけどフルコミッション。
つまり自分が預かった保険契約に応じて、報酬をいただいてそれで生きているんです。
だから、より報酬還元率が高い商品に誘導したりだとか。
不必要だなと思いながらも入ってもらうことで稼げるわけだからさ。
そういう事が起きてしまっている事を金融庁が問題視しているんじゃないかな。
細川
細川
先ほど社長が「保険代理店のトラブルが多い」って言っていましたけど。
保険会社ではなく、代理店なのはどうしてですか?
安藤
安藤
保険の直販、例えばプルデンシャル生命とかは直販チームしかいなくて代理店はいないよね。

例えば日本生命やソニー生命とかも、代理店制度をやっているわけなんだけど。
要は直で雇用されている営業マンと、代理店は全国とてつもなく多い数があるんだけど、ここに売ってもらう。
ただ代理店に売ってもらう場合って、本部が研修とかをやるんだけども。
それでも本体で努めている保険の募集人とは全然、研修のレベルが違うんですよ。
後はコンプライアンス、法令遵守の意識も代理店の方が少ない。
だって代理店って、本業が保険じゃなくてもなれるからね。

細川
細川
副業でもやれるということですよね?
安藤
安藤
そう。
自動車の整備工場って車を修理して販売したりするわけだけど、そのときに一緒に「車両保険どうですか?」とか損害保険の提案をするじゃない?
これも代理店なんだ。

この人が知っている知識と、損保会社の本体に勤めている営業マンの方だと知識の差がどうしても出てしまう。
だから、資格さえ取れれば誰でもスタートできるということで、生保が約8万社・損保が約16万社ぐらい日本全国にあるので。
その中で研修が行き届いていない所があるという話なんじゃないかな?と思います。

契約する前にきちんと理解することが重要!

細川
細川
日本生命の保険だけでも、いっぱい種類があるわけで。
それを各社で取り扱うってなったら、覚えるのも大変ですよね。
安藤
安藤
保険は非常に複雑なので、扱っている側も知らない商品とかいっぱいありますからね。
よく紹介している商品はもちろん詳しい。
ただし、あまり知らない商品の問い合わせが来たら提案して契約するケースはあるけれど、あまり分かっていないんじゃないかな?
細川
細川
これはやっぱり自分で理解しないといけないですかね?
保険もそうですけど、投資も含めて。
安藤
安藤
そうですね。
説明をあまりしていない提案する側も良くないと思いますけれど。
そんな状態で加入してしまう提案を受けている側にも責任があるんじゃないかなと思っていて。
やっぱり理解をしてから取り組むのは非常に大切ですし。
投資も保険もそうなんだけれど、リスクの上限がどれくらいなのかを必ず知った上で取り組む。
「絶対に上がります!」という説明を受けた時に怪しまないなら、それはちょっと説明を受ける側のリテラシーが低すぎるという話でしょうね。
細川
細川
絶対って聞くと信じたくなっちゃいますけどね。
安藤
安藤
それは細川さんぐらいだわ(笑)
僕は「絶対!」とか「確実に!」って言われた瞬間に耳を閉じて「次の予定が入りました」と言って、帰ります(笑)
細川
細川
よく保険業界で「昔の先輩から紹介されて…」とか「友達に勧誘されて…」とか聞くじゃないですか?
ああいったのも素直に知り合いだからと言って加入するのも良くないですよね?
安藤
安藤
細川さんさ、大学の先輩から「この壺、いいんだよね」って1,000万円の壺を持ってこられて「この壺を買えば幸せになれるんだ!」と言われても、買わないよね?
細川
細川
さすがの僕でも買わないですね(笑)
安藤
安藤
人柄が良い細川さんでも買わないじゃん。
なぜかというと、その壺に1,000万円の価値があるのかどうかを自分で考えられているからなわけで。
保険も全く一緒で「この保険って、今の私にとって必要なのかな?」みたいな。
そこをしっかりと考えれば必要なものは入ればいいし、不要だなと思ったら入らなくても良いし。

で、問題は壺よりもちょっと難しいっていうことなのよ。
壺は、誰が考えても1,000万円で買っても1,000万円の価値を生まないなとか。
あと、お宝鑑定団に出しても3,000万円くらいしか付かないなって分かるし。

でも保険の場合は非常に複雑なので、必要と言われたら「あ…そうなんだ…」って。
「やったほうが良い」「絶対にお金が増えるんだ」「途中で払えなくなったら止めることができる」「払い済みっていう制度があるでしょ」
そういう話だけ聞くと、非常に良いなと思っちゃうんだけれど。

基本的に相手の方はポジショントーク、要は自分の利益に誘導するような発言をしているはずだから、そこをちゃんと見極められるようにしていただければと思いますね。

結論としては、自分のお金なので全部理解した上で取り組む
理解していないのであれば、その方ではなく他の方に質問をして多方面から情報を得た上で分かったらやればいいし。
分かった上で「こうこうこうだから、やらない」というのをちゃんと伝えられるのが大切だと思うので。
だから大学の先輩から声をかけられたとしても、話は聞いたほうが良いと思います。

細川
細川
知識を入れるためにということですね?
安藤
安藤
そう。
先輩から教えて貰えることもあるし、自分がどれだけ無知なのかを知ることになると思うから。
ただ、一人で決めるのではなくてまだ理解できていないのであれば、信頼できるパートナーを見つけて必ず相談をする。

資産形成チャンネルは色々な方から質問・相談をいただいていますけれど。
概要欄のLINEから「こんな保険をいま提案されていますが、どう思いますか?」などご相談をいただければ、すぐ回答していきたいと思いますので。
良かったら、そちらからもご連絡いただければと思います。

安藤義人 公式LINEアカウント
https://line.me/R/ti/p/%40981upsvf

※ 友だち追加後にメッセージをお送りください

今日は「保険代理店はこれから金融庁の目が厳しくなるんじゃないかな?」というお話をさせていただきました。
また別の動画でお会いしましょう。
ありがとうございました。

動画で内容をおさらいしたい方はこちらから!