ヘッジファンドって何?
お客様でね「ヘッジファンドやりたいです」という方もいらっしゃるんですけど。
ヘッジファンドを一言で言うと、様々な取引手法を駆使をして、下げ局面。
相場が下がっているときでもコンスタントに利益を出そうとするファンドの事なんですね。
「ヘッジ」という言葉を考えてください。
「リスクヘッジ」という言葉ってあるじゃないですか。
つまり「避ける」という意味があるんだけども、下落局面でも勝てるファンド。
それがヘッジファンドという風に覚えてください。
▼動画で内容を確認したい方はこちらからどうぞ。
後は富裕層みたいにまとまったお金がある方は、資産を守っていきたいという思いが強いからさ。
乱高下するアクティブファンドを買うよりはさ、ヘッジファンドに任せておく。
こういう運用をされている方が多いです。
ヘッジファンドのパフォーマンスはどれくらい?
一つの名称なだけであって。
例えばA社が展開しているヘッジファンドは利回りを30%狙っています。
B社のものは5%ですとか、その会社によって本当にマチマチ。
何で運用しているかっていうのも、正直あまり開示していないんですね。
ちょっと怖いですよね。
年利20〜30%は止めましょうって…
例えば名だたる世界の金融機関の「クレディ・スイス」が発行しているヘッジファンドですと。
これは別に危ない話じゃないですよ。
で、年利15%くらいを狙っていきます!みたいなのが多かったりする。
取引手法を解説
「ロング=買い」「ショート=売り」という事なんだけども。
買いと売りもやるような、まぁ「両建て(りょうだて)」っていうやり方なんだけど、こういうのもあれば。
「空売り(からうり)」という言葉もありまして。
ちょっと分かりやすく説明をしていきます。
例えば、今株価が1,000円ですと。
これが500円になることが分かっていたらさ、1,000円の株って買う?
こういう時に空売りをするんですよ。
どういうことかっていうと、この1,000円の株を買ってもいないから持っていないですね。
証券会社から株を借りてくるんですよ。
この借りてきた株を誰かに売るんですね。
株価が500円に下がった時に買い戻しをするんです。
で、証券会社にはこの株を返せば良いわけだから…
つまり1,000円で売ったものを500円で買い戻ししているわけだから、この差額が儲けになるということなんです。
細川さん、ちょっと分かっていない感じがするので、もう一段回掘り下げますね。
株ではなくて、時計で考えてみましょう。
細川さんが僕に「時計を貸してくれ!」と。
で、借りた時計を100万円で売ってきてしまう。
バレたら絶対に怒りますよ(笑)
で、1年後にその時計の相場が下がりました。
市場で50万円で売っています。
じゃぁ、50万円になったときに中古の宝飾屋さんから時計を買ってきて、その時計を1年後に返してくれたらさ。
僕としては貸した時計を返してくれているから、何も言わないよね?
でも細川さんからしたらさ、100万円で売った時計を50万円で買い戻しているんだから、1年で50万円儲かった!
やっちゃダメだよ(笑)
つまり株っていうのは値上がりしないと儲からないと皆思っているんだけど。
借りてくる。
どこから借りるの?というと、証券会社から借りるんですよ。
証券会社っていうのは株をとてつもない数、取引しているわけだから貸してくれるんです。
たださっきの時計の話もそうだけども。
僕が無料で時計を貸すと思います?
お金を貸したらさ、利子って取るじゃないですか?
だから証券会社から借りる時に金利みたいなものを払うんですよ。
なので、その分はマイナスにはなるよ。
ただ十分値下がりしているから、利益にはなると。
こういう手法を駆使しているのが、ヘッジファンド。
ヘッジファンドにかかる手数料
そもそもヘッジファンドに投資するとなったら、証券会社との金利のやり取りも含めてとにかくヘッジファンドに手数料を払います。
このヘッジファンドの手数料っていうのは、だいたい1年間で2%取られます。
1,000万円投資していたとしましょう。
1年で20万円は手数料なんですね。
銀行の窓口で買ったらこういう商品というのはいくらでもあると。
それプラスですよ?
成功報酬として上がった分の利益、1,000万円が2,000万円になりましたというと、1,000万円の儲けが出ています。
この中の30%くらい取られたりします。
ヘッジファンド側としてもさ、富裕層の方々向けの商品として自信を持ってやっていますから。
「手数料が…」みたいに言う人のことを相手にしていないんですね。
なので、細川さんはできない(笑)
それくらい、ヘッジファンド側が強いのよ。
だから、手数料とかを考えるのではなくて1,000万円が1,700万円に増えているじゃんと捉えられる人はぜひやっていただけると良いんじゃないかな?と思いますよ。
ヘッジファンドの購入方法
私募、つまり繋がりのあるところでしか声が掛かりません。
大手の証券会社がVIP顧客にだけ話をするみたいなケースがほとんどなんですね。
なので、一般的に生きているとヘッジファンドの話はあまり入ってこない。
まぁ1億円とか、5,000万円からとか。
それくらいの金額でないと、そもそもエントリーすることができないと。
これが一般的な話です。
最近は1口100万円でヘッジファンドに投資できますよみたいなやり方も出てきているので、大分ハードルは下がってきているっていうのは事実です。
どうしてもですね、私募ということになるので、名前を出して教えたりとかできないんですね。
なので、個別で聞きたいということがあったらLINEから連絡をいただければ、その方に対して話することができるんですけど。
積極的に集めることができないというのが、ほとんどですね。
ヘッジファンドの詐欺に注意しよう
公に出さないからこそ、詐欺が増えそうな…
投資詐欺のトークとしては「これは特別な話です。普段表に出せないんです。」というような言い方で言われるとやっちゃいそうだよね。
抑えるべきポイントはたった一つでして。
「分別管理(ぶんべつかんり)」というのを聞いたことありますか?
これは投資家さんから預かった資金というのを、その資金だけ別で管理をして。
その運営側の事業者の口座と完全に切り分けることを言います。
つまり、そのヘッジファンドに投資した金額というのが丸々資産としてここにありますよと。
この状態を維持してくれてさえ居れば、もし何かがあったとしてもちゃんとお金って戻ってくるんですね。
じゃあどうやって見抜けば良いのかというと、このヘッジファンドの話に関しては金融庁の許認可を取っている事業者からの紹介以外は一切触らない。
もうたった1つ、これだと思います。
あとは金融二種の免許を持っている。
これ自分でファンドを組成することが出来るんですね。
もしくは、IFAと呼ばれる金融商品仲介業。
つまりそのファンドの商品を代わりに売ってくる事ができる。
このどちらからの存在から来た話だったら、信じてもらってOK。
そうでないのなら、恐らくそれは詐欺話じゃないかなと。
必ず国の許認可を持っているのかを確認する。
これが非常に重要なポイントになると思います。
金融庁|免許・許可・登録等を受けている業者一覧
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html
今日は「ヘッジファンド」の話をさせていただきました。
ありがとうございました。